2009年5月24日日曜日

殺害 実行


各紙記事から抜粋


>居間の床から大量の血液が広範囲にわたって残されており、血をふき取った
  ような跡があることがわかった。
>喜保子さんの遺体は着衣がなく、体の血をきれいにふき取られた状態
>犯人が居間付近で殺害した喜保子さんを和室押し入れに運ぶ際に、廊下の
  床などに血が付かないようにした可能性がある
>左側の和室では雅樹さんが上半身裸の状態で背中を刺され、周囲には
  血だまりが広がり、すでに息絶えていた。
>二階にもわずかに血液反応が確認され、家族の衣服を持ち出した可能性が
  あ るとみている。
>土足跡にも、殺害現場を歩き回ったことを示す血痕は付いていなかった。
>雅樹さんの勤務先の同僚が事件発覚前夜の1日午後10時ごろに雅樹さんの
  携帯電話に電話したところ応答がなく
>玄関付近の屋外からもう1本鍵が見つかり、喜保子さんの鍵の可能性がある

殺害犯が採った行動を探る。

■殺害犯は、逃げる母親の後頭部をスパナで滅多打ちしている事から、殺害犯は
  この時、相当の返り血を浴びていた。

■母親殺害場所である居間の床の血痕は相当量と考えられ、母親が凶行に遭っ
  てから、ある程度の時間は居間に置かれていた。


a.殺害犯は、母親の殺害の後、若しくは当初から次男をも殺害する意志を持って、
  次男殺害の為、幾つかの準備をする。

b.ここで難しいのが、殺害犯は母親の殺害後、この家屋から一度外に出たか、
  留まって次男を待ち受けたか? である。

c.殺害犯は相当量の返り血、次男殺害の凶器がこの家屋の包丁、と見られる
  ことから母親殺害後は留まったまま、準備したと考える。

d.殺害犯が予め、着替えの洋服を用意していたとは、考えづらい。

e.そうならば殺害犯は、返り血に汚れた服の儘、次男を襲ったのか、母親殺害後、
  洋服を着替えたか?になるが着替えた可能性が高い。

f.理由として、この時点の殺害犯は、次男の殺害を最大の目標と定め、最も確実な
  方法で実行しようする。

g.つまり、何ら異常事態が進行中と次男に気取られず、次男の隙を衝き殺害を
  企てるのが、最も確実ではないか。

h.その為に、母親の遺体を隠し、恐らく居間に出来た血痕の一部を拭い去り、自ら
  は頭・顔・手に付いた返り血を洗い流し、洋服を着替えて帰宅した次男を迎える
  筈である。

i.殺害犯は先ず、返り血を洗い流し、次に2階で洋服を物色し着替えたりしただろう。
  この間、母親の遺体は殺害場所の居間に、ある一定時間留め置かれた結果、出
  血量が広がったと思われる。

※殺害犯の洋服の着替えについては、別の見方も出来るが今回は省く。



過日、母親の殺害から、次男を迎えるまで要する時間を、最低30分は必要と看て
いたが、殺害犯の行動を詳らかに考えると、到底30分では無理と思われる。




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